カンフー映画で一世を風靡したブルース・リーの愛犬だったことでも有名なミニチュアシュナウザー。豊富な被毛を生かしてスタンダード・テディベア、プードル・モヒカンスタイルなどのカットスタイルを楽しむことができます。
目次
ミニチュアシュナウザーの性格
好奇心旺盛で遊び好きな性格です。また、勇敢で警戒心も強いので番犬にも向いています。飼い主への忠誠心も強いので正しくしつけることで無駄吠えもしないでしょう。
小さな子供に優しく接したり他の犬にも友好的なため多頭飼いにも向いています。
甘えん坊な一面もあり飼い主さんにベッタリの子も多いようです。それ故に孤独な時間が長く続くとストレスを感じますので出来るだけ独りぼっちにさせないか1日中人が常にいる家庭が望ましいでしょう。
ミニチュアシュナウザーの寿命
ミニチュアシュナウザーの平均的な寿命は12~15歳前後となっています。小型犬としてはやや長生きの方です。
ミニチュアシュナウザーの歴史
ドイツのスタンダードシュナウザーを元に作られたのがミニチュアシュナウザー。
スタンダードシュナウザーは14世紀ごろのドイツで排出されアーフェンピンシャー、プードル等を交配して小型化されました。農場のネズミの駆除や家畜の誘導を目的に作られ19世紀末フランクフルトで固定化されたが現在の大きさに落ち着くのはアメリカだと言われています。
ミニチュアシュナウザーの特徴
毛色はJKCによるとブラックのアンダーコートに漆黒のトップコート、ソルト&ペッパー(シルバー)、ブラック&シルバー、ホワイトの4色が認められています。
サイズでいうとミニチュア・シュナウザーは体高が30~35cm、体重はオス・メスともに4~8kgです。
最大の特徴としては長い眉毛と長い口ひげになります。
ミニチュアシュナウザーの飼い方
臆病で警戒心があるため無駄吠えするようでしたら飼い主さんは平常心で接し訓練により警戒を解いて安心させましょう。
散歩は毎日30分以上してあげてください。
ミニチュアシュナウザーはダブルコートですが、抜け毛は少ない方です。週に2~3回ブラッシングは必要です。トリミングは2~3か月に1度連れて行ってください。
メモ
定番の「シュナカット」と言われる眉や口ひげを長く残したカットスタイルや、トイプードルのような「テディベアカット」、頭の毛のトップを長く残した「モヒカンカット」など様々なスタイルが楽しめるのがミニチュアシュナウザーの特徴ですね。
ストレスを受けやすい方なのでストレスを与えないようにするには、常に飼い主さんは平常心で接してください。飼い主さんが落ち込むとミニチュアシュナウザーも食欲が無くなったりします。しっかりと散歩したり遊んであげストレス解消させましょう。
ミニチュアシュナウザーのかかりやすい病気
・尿石症
尿に含まれるリン、カルシュウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し腎臓、膀胱、尿道などで結石となり血尿、頻尿、排尿困難といった症状が現れます。結晶成分によってストラバイト結石、シュウ酸カルシウム結石、シスチン結石、尿酸塩結石などに解れストラバイト、シスチン、尿酸塩は、内科的に溶かすことが可能なケースがありますが、シュウ酸カルシウム尿石は、石を溶かす友好的な方法がないため、治療法は摘出になります。
・白内障
目の中の水晶体が白く濁ってしまうことで視力が失われていきます。物にぶつかったり、つまずいたり、散歩を嫌がったりの症状が現れます。
予防法はありません。内科的治療は、点眼薬で進行を遅らせます。外科的治療は、手術という手段がありますが、進行しすぎて手術が行えない場合もありますし、眼科専門の施術ができる動物病院も少ないのが現状です。
・洞不全症候群
心臓の右心房近くにある同胞結節という場所に機能障害が起こることによって、心臓が正常に拍動せず失神、不整脈、心不全などを起こします。
決定的な予防法はありません。治療としては内科的なものは、心拍数を増やす薬や、交感神経緊張を増やす薬を投与します。他に、強心剤、血管拡張剤、抗不整脈薬などを用います。外科的治療では、心臓にペースメーカーを埋め込みます。
・乾性角結膜炎
涙の量が減少し、目の表面が乾いてしまうことで常に目が乾いた状態になるため、目に傷がつきやすかったり結膜炎を起こします。
部屋の湿度を上げるため加湿したり、まぶたを温めたりして症状を緩和させます。継続的な内科療法が必要で、人工涙液で涙の成分を補充し、免疫抑制の点眼で涙の産生を促します。重症化している場合は、唾液の産生をしている耳下腺という管を移植手術し、涙を産生する代替え手術をおこないます。
注意ポイント
目のまわりの毛が長いので結膜炎などの目の病気が多いミニチュアシュナウザー。目の周辺の毛は長くなる目にカットしてあげましょう。
まとめ
ミニチュア・シュナウザーは、好奇心が旺盛な一方、周囲に気を配り、臆病で繊細な面を持ち合わせています。飼い主は不安を与えないように常に平常心でいるようにしてあげると良いでしょう。勇敢で番犬にも向いていると言えます。飼い主への忠誠心も強いので子犬の時からコミュニケーションをよく取り信頼関係を構築しましょう。
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