私は子供の頃から、犬が飼いたくて仕方ありませんでした。最近は見かけなくなりましたが、自分が小学校くらいの頃は、野良犬をたまに見かけたものです。
2度ほど連れて帰ったことがありますが、母から『お前は最初だけで、日が経つと散歩とかの世話をしなくなるのは目に見えてる。そのあとは誰が面倒見るの?私でしょ?そんな無責任なことしないで!』と言われ、飼えなかったことを思い出します。
なるほど、大人になったいま思えば母の言った言葉は、遠からず当たっていたのかな…。あの時の私は、先々の事など考えてもいなかったので(汗)
もちろん、今は4匹のワンちゃんと幸せに過ごしています。(最初に家に迎えたコは病気でなくなりました)
では、そんな私が犬を飼った気持ちと、その経過と併せて今後、動物を飼おうと考えていらっしゃる方に記事を書いてみました。
目次
犬を飼う=命を預かるということ
皆さんが分かっている事ですが、犬を飼うということは、大切な命を預かって家族として迎え、大事に育てていくという事です。
おもちゃのように飽きたから、もう要らないという事は絶対に出来ません。そんなこと分かってるよ!と言われそうですが、実際に犬を飼うと 初めに思っていた以上に大変です。が、それ以上に愛犬から得られる癒しや幸福感は語り尽くせないことも事実です。
人間の子供を育てるのが、大変なように犬や動物を飼うのも初心者にとっては、大変な事もたくさんありました。ましてや、犬は言葉を話せません。病気になっても痛いとは言ってくれません。
当然のことですが子犬から家に迎えると、最初はちゃんとトイレは出来ません。
また、幼い頃は、何にでも興味があるのと、歯が生え変わる時などは、木で出来た椅子や鏡台などはカジられます。
なぜ、飼ってからも大変かという事を 今からもっとお話ししていきます。
飼ってから分かったこと
想像もしていませんでしたが、私自身が犬の毛のアレルギーだったんです!以前、住んでいたアパートでは一緒の部屋で寝ていたのですが、2匹目のビリーを飼ってしばらくすると、夜中にゼーゼーと喘息気味の咳が止まらず呼吸困難になるほどでした。病院に行って血液検査でアレルギーと診断され、薬を飲んでいました。
現在は、一戸建てを購入して私だけは別の部屋で寝ています。愛するワンちゃん達の傍で眠れないのは残念ですが…。そんなことが無いように、一緒に暮らす家族みんなが、アレルギーなど無いか調べたほうがベストですね。
犬を迎える時に必要な物を揃えなければなりません
まずは、最低でも寝る場所を作ってあげるために、ケージ。その中にトイレ、トイレシート。ご飯を食べるお皿。水を飲むための皿や、水飲みボトル。ワンちゃん用のフードやおやつも必要ですね。
すぐには散歩に行けないので、遊ぶためのオモチャなど。
犬を迎える準備はこちらをご覧ください。↓
-
犬を迎えるための準備【19アイテム】
最近、お家時間が増えてきてワンちゃんや猫ちゃんを飼う方が増えてきているそうです。 でも、初めて犬を飼うにしても必要なものは何を買っていいのか… そんな初めてワンちゃんを家族として迎え入れるために用意し ...
続きを見る
散歩に出られるようになる迄に予防注射が必要です。
おうちに来て1週間ほどは、家に慣れてもらうために、必要以上に構わずにユックリさせてあげてください。子犬の頃は、かなり寝てばかりいます。散歩に出るのはワクチンを2〜3回(最初の1回目はペットショップやブリーダーさんで摂取していると思います。)摂取してからです。
なので、おうちに来てから1〜2回ワクチンのお金がかかります。あと、大事なのがペット保険ですね。私たち人間もそうですが、犬も病気になる事があります。万一を考え、保険に加入してください。
最近では、ペット保険の会社も増えましたし、いろんな補償のタイプがあるので、見比べてワンちゃんに合わせたものを選んであげましょう。
毎日の散歩は必須です。
犬を飼育するという事は、毎日散歩に行くという、それが当たり前の日常です。飼い主の都合でやめる事はできません。人がストレスが溜まるように、犬も散歩に出て最低限の運動させないと、ストレスが溜まります。犬を飼う=毎日 散歩するということです。
一緒に生活すると分かりますが、散歩に行こうとすると嬉しそうに早く散歩行きたいとする、仕草も可愛くてたまりません。
散歩については こちらをどうぞ↓
-
愛犬と楽しいお散歩、マナーや持ち物・グッズ【6選】
ほとんどの犬は、大型・小型問わず運動やストレス発散のために散歩が必要です。愛する家族と散歩する時間は楽しく大切な時間ですね。 そんな楽しい時間をマナーを守って、もっと素晴らしいひとときにしましよう。 ...
続きを見る
年間通じてお薬やワクチン、予防摂取が必要になります
ワンちゃんは、年に1回ワクチンと狂犬病予防の注射が必要です。(狂犬病予防は届出が必要です。)
うちでは、5月〜12月まではフィラリア予防のお薬、1年通じてノミダニの予防薬を与えています。
狂犬病予防の注射以外は義務ではないですが、愛犬に長生きしてもらいたので、他の病気の予防も おこないましよう。
注射やお薬については こちらをどうぞ↓
-
犬には毎月与えるお薬があります。その他ワクチン紹介
大切なワンちゃんが健康で長生きしてもらうには日々の健康管理が大切です。 ワクチンや狂犬病の予防注射などは年に1回だけですが、毎月ノミダ二予防の薬や5月~12月までフィラリア予防のお薬代がかかります。ワ ...
続きを見る
自分の好みな犬=ライフスタイルに合った犬とは限りません。
様々な種類が存在する犬ですが、体格や毛質もいろいろです。その中から、自分好みのワンちゃんを選ぶのも楽しみの一つですし、以前から決めていらっしゃる方も、いるかもしれませんね。
しかし、ライフスタイルによっては好みの犬でも、飼うのに合わない犬種もいます。
残念ですが、忙しい人やご高齢の方には大型犬や中型のボーダーコリーのような犬種は運動量が多いので合わないようです。ある程度の時間を、ワンちゃんのために使える方には良いでしょう。散歩や一緒に遊んであげることは、運動のため、ストレス発散のために必要です。
この犬を家族として迎えたいと思ったら、その犬種のことをいろいろ調べてみたら良いでしょう。
子犬を迎えるのか、成犬を迎えるのか
みなさん、初めて犬を飼うと考えたら、ペットショップやブリーダーさんから子犬をと、お考えの方が多いと思います。私もペットショップで4匹を購入しました。
でも、私が愛犬を育てて行く過程で、ネットやテレビなどの媒体を通して捨てられたり、虐待されて保護されたりする犬もいること、その保護犬を譲渡していることを知って、もし次にワンちゃんを迎えるなら、そんな子を迎えようと思っています。
初心者の方や高齢の方は、保護されたワンちゃんも候補に入れてみてください。成犬の場合は、保護犬によって違いますが、しつけが上手くされている子もいるようです。ただ、保護犬がみんな良い子ばかりではありません。高齢だったり、病気がちな子もいます。譲渡を受けられる場合はリスクもあることを理解して、センターの職員さんともジックリと話してください。
世の中には、人間の身勝手で不幸になったけど、新しい幸せを求めているワンちゃんがいます。
迎えたワンちゃんに子供を産ませるか、産ませないか
犬は生後1年前後で、成犬になります。成長と共に繁殖期を迎えます。交配させるお考えでしたら、病院やペットショップで、紹介してもらったりして交配相手を探したりします。
子供を作らせないようでしたら、なるべく早い段階で去勢・避妊手術を受けたほうが良いです。理由としては、オスの場合は、前立腺肥大や精巣腫瘍、メスの場合は乳腺腫瘍など病気の予防になるからです。
実際、うちのジュエルは女の子なので、痛い思いをさせたくないと避妊手術をしなかったのですが、10歳で乳腺腫瘍になり、結局は乳腺切除、避妊手術をおこなうことになりました。
ジュエルの乳腺腫瘍の記事は、こちらをどうぞ↓
-
ダックスのジュエルが乳腺腫瘍に!!経過と術後
この記事では、我が家のアイドル犬ジュエルが乳腺腫瘍になって手術や経過について ご紹介していきます。結果からお話しますと、手術は成功しました。この病気を期に躊躇していた避妊手術(卵巣摘出)も行えました。 ...
続きを見る
オスの3匹は、早いうちに去勢手術をしたので性ホルモンからくる病気のリスクは、今のところありません。
ただ、デメリットもあって食欲が増し、肥満になりやいです。実際、うちの4匹ともに術後に太りダイエットさせました。飼い主さんは、十分注意して体重の管理をしてください。
大切な愛犬なので
幸いにも、うちのワンちゃん達は逃げ出したり、迷子になったりしたこと無いのですが、万が一のことを考えたら、マイクロチップの埋め込みも必要かと思います。
うちの子達もマイクロチップを装着?してます。短時間で済むので検討してみてください。傷跡なんか全くありません。
また、7歳を過ぎると犬はシニア期に入ります。高齢になったら、毎年、定期検診も受診なさったほうが良いでしょう。
まとめ
本文中にもありましたが、飼ってみて分かることや、必要なものなどが増えたりします。当然のことながら、ワンちゃんのためのお金もかかります。ご飯や、オモチャ、ワンちゃん用の服、病院・薬代、ペット保険代etc…。
言葉が話せません、自分の意に沿わない行動も取ることがあります。トイレを覚えさせるのにも、しつけするのにも根気が必要です。毎日、散歩に行かなくてはいけません。
ワンちゃんにも大切な命があります。決して、こんなはずじゃなかったと言って育てることをやめないでください。捨てないでください。決して叩かないでください。
小さな命を最後まで見届ける決意をして、ワンちゃんをおうちに迎えて、素晴らしい生活を送ってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。