愛犬が外歯瘻(ガイシロウ)に！歯周病を放っておくとヤバイ

人間の３０代の３人に２人は歯周病と言われます。犬も近年、室内で飼われ食事や おやつもバラエティになり、歯周病になる犬も増えました。

人にとっても歯は大事です。８０歳になるまでに歯を２０本残すように勧められています。ワンちゃんにも同じようにシニアになってもたくさんの歯が残せるように日頃から注意してあげましょう。

大好きなのでジュエルの顔が腫れて皮膚が破れっちゃった！！

うちのミニチュア・ダックス『ジュエル』も外歯瘻という病気になり、突然顔が腫れてしまいました！

腫れは引かず、２〜３日後には皮膚が破れてしまい、血と汁が出ていました(涙)

いま思えば、小さい頃から歯磨きが嫌いで、私も無理に歯磨きをせずに市販の「歯磨きガム」で対策した『つもり』になっていました。

今回は、歯周病が進行し外歯瘻(がいしろう)になったジュエルを記事にしてみました。

人の歯磨きが大事なように犬も歯磨き大事です

自分も食事を終えたら毎回、歯ブラシで歯を磨き、歯間ブラシ・糸ようじで口腔内のケアをしています。

でも、うちのコたちは小さい頃から歯磨きを嫌い、歯磨きが苦手だったので「歯磨きガム」でケアしている『つもり』になっていました。

でも、歯石もたまりますので、２年に１度くらいの間隔で動物病院で歯石とりをやってもらっていました。

今回、１２歳を過ぎてから突然、右の目の下あたりが腫れてきました。翌日にはボクサーが試合後のような腫れでした。心配になり動物病院へ！

『歯石が溜まっていて、歯周病になり膿が皮膚のほうに溜まっています。抗生剤を出しますので朝・晩の食事の後に飲ませてください。早めに歯石の除去をした方が良いでしょう。』とのこと。

『歯磨きはワンちゃんにとっても大事です。嫌がるようなら、歯磨きシートから慣れさせて歯ブラシに移行していきましよう。』…

年末だったので年が明けてから歯石とりの予約を入れます。と言って病院を後にします。

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翌年、また顔が腫れ…ついに皮膚が破れました！！

病院で薬をもらって飲ませたら１週間で顔の腫れがひき２週間で元に戻りました。一安心「ほっ。」

ところが、年が明けて顔の腫れがないので病院の予約を忘れてしまっていました。すると、また少し顔が左右対象でなくなってきました！

急いで病院へ行き歯石とりの予約をして抗生剤をもらって帰宅。薬を飲んでいましたが、３日が経った日、奥さんからLINEでジュエルの皮膚が破れて血が出た！と画像を送ってきました。

痛々しいジュエルの姿に、涙が出そうになりました。ビックリしたのかジュエル自身も元気がないようだそうです。

外歯瘻(がいしろう)とは

歯周病が進行して歯の根本に膿が溜まってくると、排出しようと管を作り、その排出先が口腔外の皮膚にできた場合を外歯瘻(がいしろう)というそうです。

歯石除去の処置

処置前日のAM０時前までに、食事を済ませます。当日の午前８時までは水のみ飲ませて良いそうです。

午前１０時 〜１１時頃までに病院へ行きます。

体調を聞かれジュエルを預けます。その後、全身麻酔を使うので同意書を書かされます。

午後からの診察時間が午後４時からなので、何もなければ４時以降にお迎えに来ていただきますが、年齢も高いので処置後は念のためお電話しますとのことでした。

３時半ごろ電話があり、「麻酔から覚めて少し、ボーッとしてますが今は元気そうなのでお迎えにいらしてください。万一、麻酔の覚めがお迎えまでに完全でなければ今日一日、お預かりすることになりますが。」との言葉に不安を覚えましたが、とにかく車を出します。

病院に到着。

診察室へ通され、ジュエルも待っていました。

抜歯した歯がこれです。↓

お会計です

明細書が見当たらないので詳細はお伝えできないのですが、クレジットカードの利用明細から調べると￥68,790でした！見積書に難抜歯の料金が17,000円とちょっとだったことを覚えているので、抜歯をすることがなく、歯石除去だけならば￥50,000台ですね。

歯周病が進行すると、犬の体にも財布の方にも負担が大きいことが身に染みました(汗)

そして、１週間分の抗生物質が処方されました。

本日から歯磨きシートでケアです！

病院の受付で購入したのがLIONのデンタルシート￥1,500！

処置後２週間後経過

１週間後に縫合した糸の抜糸をしました。さらに１週間後の画像です。

皮膚は、カサブタも取れキレイです。あとは毛が生えてくるのを待つだけです。

歯磨きシートに慣れてきたら３６０°ブラッシングできる歯ブラシを使って歯磨きしましょう

まとめ

今回、愛犬が歯磨きするのが嫌い・苦手という理由で甘やかしてしまい、結果的に葉を失ってしまったことに悪いことをしたと反省しています。

皆さんは、小さい頃から歯磨きを慣れさせて行ってください。

人間と一緒で、歯は犬にとっても大事なものです。できるだけ多くの歯を残して食事ができ、長生きできるようにしてあげましょう。

最後まで、お読みいただき有り難うございました。

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