初期のプードルは水猟犬としてカモなどの猟に使われていました。17世紀にはトイプードルのサイズがフランスの上流階級で愛玩犬として人気となり今でも世界中の人から可愛がられています。日本でも抜け毛が少ないこともあり可愛い容姿で愛されています。
目次
トイプードルの性格
トイプードルは非常に賢く、社交的な性格です。飼い主に従順で家族に対して愛情深く、他人や他の犬や動物に対しても上手に接することができます。飼いやすい犬種だということが分かりますね。
ご主人様が大好きな 甘えん坊なトイプードル。留守番を長時間させると イタズラをすることもあります。
ボーダーコリーやパピヨンに次ぐ頭の良さがあると言われていますので しつけもスグに覚えてくれるでしょう。
トイプードルの寿命
一般的に14歳~17歳といわれており、比較的に長寿な犬種といわれています。
少しでも長く一緒に生活できるように、日頃の体調をチェックしたり、食事の管理や適度な運動を心がけましょう。
トイプードルの歴史
明確な原産地は特定できないがフランスとされるのが一般的。ドイツの猟犬が祖先ともいわれる。日本では戦後 輸入されたが2000年代より爆発的なブームとなる。
有力な説として、歴史的には発祥はロシアまたは中央アジア北部で、ヨーロッパを横断しながら交雑し最終的にドイツからフランスに入ったとされる。
初期には使役犬で荷車を引いたり、水猟犬としてカモ狩りなどの仕事をしていました。17世紀頃に小さく作出されたプードルがフランスの上流階級で愛玩犬として人気を博しました。この頃には、トイプードルが存在したと考えられています。
サイズはスタンダード・・ミディアム・ミニチュア・トイと4種類に分かれます。あとは、JKC日本ケンネルクラブでは認定されていないがタイニー、ティーカップと呼ばれるトイよりも小さいサイズのプードルもいます。
参考
愛犬団体JKCは、小さ過ぎるタイニー、ティーカッププードルに対して「犬種標準から逸脱しているため、犬としての健全性に欠ける場合があるので注意が必要」と指摘しています。トイプードルよりも小さい個体は、いりんな病気のリスクが高いことを予め知っておいてください。
トイプードルの特徴
トイプードルの体高は28〜35cm。体重は5〜8kg。
クルクル巻き毛の抜けにくいシングルコートの被毛で毛が抜けにくく体臭が少ないのが飼いやすく人気の一つとなっています。
毛色はホワイト、ブラック、シルバー、ブラウン、ブルー、グレー、シルバー・グレー、クリーム、カフェ・オ・レ、レッド、アプリコット、ベージュ、シャンパンと様々です。
トイプードルの飼い方
鳥獣猟犬として活躍していたプードルは活発で体力があるので、運動不足やストレスが原因でケージを荒らしてしまうこともあります。十分な散歩時間や遊びの時間を確保しましょう。
抜け毛が少ないプードルですがブラッシングはできるだけ毎日行ってください。巻き毛なので手入れをしないと毛が絡まて毛玉が出来てしまいます。定期的にトリミングサロンでカットしてもらいましょう。
隣のうちのトイプードルちゃんの先祖は、鳥を捕まえてたのね!初めて知ったわ。
トイプードルのかかりやすい病気
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎にかかわる内分泌由来の疾患が好発するとされています。多飲多尿の症状があり、脱毛や肥満、元気がなくなるというものです。原因がないのに元気がない場合は早めに受診し血液検査を受けましょう。
残念ながら、予防法はありません。治療は内科治療で副腎皮質ホルモンの産生を抑える薬を投与します。薬自体は高額なため、どこの動物病院でも扱いがあるわけではありません。外科的手術では、副腎を摘出します。
・レッグペルテス
太ももの骨と骨盤を連結している大腿骨頭の非炎症性無菌性壊死で生後数ヶ月から1歳までに疼痛、跛行が生じます。
原因が不明なため、予防はありません。発症した場合は、まず過度な運動の制限や、鎮痛剤を投与する内科的治療をおこないます。最終的に、壊死した大腿骨頭を切除する手術の外科的治療という流れになります。発見、治療が遅れると歩行困難などの後遺症が出る場合もあります。
・関節リウマチ
免疫介在性の関節炎。跛行などの症状が現れます。
治療は内服薬によるものになります。症状によってステロイドやシクロスポリンなどを、長期間服用します。また、通常の生活を送ることが困難な場合は、装具を作成・装着し生活改善させます。
・外耳炎
耳垢や細菌などにより発症する耳の病気です。定期的に耳の掃除をしてあげましょう。その時には耳の中を傷つけないように注意が必要ですのでお医者さんやトリマーさんに相談するのも良いでしょう。汚れ、臭いが強い、首をしきりに降る、耳を常に掻く症状がみられたら病院で診てもらいましょう。
治療は、軽度の場合は点耳薬を処方されたりします。重度の場合は耳の中の洗浄に数回の通院が必要です。
まとめ
毛質からいろんなカットも楽しめるトイプードル。抜け毛も少ないがブラッシングはこまめにしましょう。日本では人気の高い犬種です。そのため、いろんなグッズも売られているので楽しいペットライフを楽しめるでしょう。
小さなからですが運動量はあります。たくさん散歩したりドッグランであそんだり、思い出を増やしましょう。
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