今回は、6年前に椎間板ヘルニアの手術をしたMダックスのビリーの記事を紹介します。胴長短足のダックスフントはヘルニアになりやすいと言われていています。正常性バイアスから来るのか、自分の愛犬は大丈夫という心理から…その時は、『えっ、うちの子が!?』と非常に驚きました。
では、発症から手術に至る経緯や術後の対策を見て行きましょう。
目次
ミニチュアダックスのビリーが椎間板ヘルニアに!?
2013年7月1日、帰宅するといつもは4匹で、玄関先までお出迎えしてくれるのに、その日はビリーの姿が無く、3匹だけでした。
すぐに居間に入ると、ビリー(Mダックス)7歳が恨めしそうな眼で私を見ていました。ん?様子がおかしい…。お座りした状態で動きません!ネットで検索したら、症状がヘルニアとよく似た感じです。
腰から下が動かないようでオシッコもうんちも、我慢できなくなると漏らしちゃうようです。
病院の診察時間が過ぎてたので翌日、病院へ連れて行くつもりでホームセンターでケージを買ってきてトイレを設置し朝を迎えました。案の定、ウンチはお尻に付いちゃってます。
朝一番で奥さんと一緒に病院へ。お家の4匹がずっと通っている、イオン動物病院 熱田です。仕事があるので奥さんに診察を任せて会社へ…。
しばらくして電話があり、やはり椎間板ヘルニアと診断されました。それで、熱田イオン動物病院ではヘルニアの手術をする施設がないので、対応してくれる病院を紹介してくれるとのこと。
写真はイオン動物病院 熱田さん
念のため、セカンドオピニオンじゃないけど、自宅の近所にある個人で経営されている動物病院へ行き、診察してもらいました。診断の結果は同じく椎間板ヘルニアでしたが、ステロイド薬を出されて様子を見ましょう。と言われました。軽度の麻痺と診断されたようです。
初めてのことなので、どちらの先生の判断が正しいのかわからず不安でした。ビリー本人が、一番不安でしょう…。
その日、ビリーの様子を見ながら奥さんと話してイオン動物病院 熱田で紹介していただいた病院へ行ってみることにしました。
家からは少し距離があるので、名古屋高速を使い『日本動物高度医療センター 名古屋分院』へ。
因みに病院の住所は、名古屋市天白区鴻の巣1−602。※ホームページにも記載されていますが、二次診療専門の動物病院です。かかりつけ動物病院からの紹介が必要です。とのことです。
写真は日本動物高度医療センター 名古屋分院さん
仕事中に奥さんから連絡があり、診断の結果はすぐに手術が必要とのこと!この時 分かったのですが、ペット保険の期限が切れていて更新してなかったのでした!本当にバカでした。
手術や麻酔・入院の費用が、保険を適用できないと 全部で45万円(税別)!!しかし、この先 ビリーの腰が動くようになるのであれば お金には替えられません。ましてや、すぐに手術が必要です。奥さんにはスグ手術してもらうように伝えて仕事に戻ります。
手術は成功!先生のお話だと、もう少し遅れていたら歩けなくなっていたそうです(汗)
術後2週間の入院が必要でした。面会に行くといつも元気なビリーは大人しくしていました。同じ部屋にいた子は末期のガンだそうです。
ついに退院できました。しばらくはリハビリも兼ねて散歩は短い距離から、徐々に長くして慣れさせてくださいとのこと。
先生から、レントゲン写真を見せてもらいながら説明を受けたのが、ビリーの椎間板がもともと通常より水分が少ないこと。どの椎間板も少ないので、今後他の椎間板でもヘルニアになる可能性があること。少し不安になりましたが、元気そうなビリーを見て安心しました。
退院すぐの頃は、後ろ足が少しフラつきましたが元気なビリーでした(笑)
椎間板ヘルニアの術後に対策したこと
①段差をなるべく無くす部屋作り
○よくいるソファの登り降りに対応 → 座椅子を活用
分かりにくいかもしれませんが、ホームセンターで座椅子を購入し床からソファへのスロープに使用しています。でも、犬用のスロープがありますので、そちらをどうぞ
○飛び降りる可能性がある場所には床にクッションを配置
ビリーは幼い頃からやんちゃで、少し高いところからでも飛び降りるため、クションを敷いています。
②腰の負担を軽減するように対策
○ワンちゃんたちが居るスペースの居間にカーペットを敷く。
フローリングの床だと、足が滑って膝や腰に負担をかけます。
タイルマットを生活スペースに貼ります。タイルマットなら、お漏らししたり汚したりしても、その部分だけ洗濯できるので便利です。
○加齢に伴い段差のある場所では、人が介助をする。
(最近では13歳と高齢なビリーは、段差のある所は自分では登りたがりません。人の介助を待っています。)
○ブラッシングなどの時にマッサージする。
(痛い箇所や違和感が無いか、マッサージしながら愛犬の様子を見ましょう。)
○肥満気味だったのでダイエットする。
もともと体格が大きいビリー。成犬になった頃すでに8kgありましたが、ヘルニアを発症時は9kg近くに増加していましたので、減量のためダイエット食に切り替えました。
昼は、奥さん手作りの食事。夜は、今までのドライタイプのドッグフードをサイエンスダイエットに変えました。
手作りダイエット食に関しては、肥満体型克服記事で紹介していますので、こちらをどうぞ
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まとめ
今回、椎間板ヘルニアの記事を紹介させていただきました。
予防としては、まず体重の管理が大事です。肥満傾向にあると、今回のヘルニアもそうですが、太っていると膝蓋骨脱臼になったり、糖尿病になったりする可能性が高くなります。日頃から、飼い主さんが愛犬の適正体重を維持させてあげるのが大切ですね。
あとは、高低差のあるところは登ったり降りたりさせないのが一番ですが、我が家のようにスロープをつけたりして負担を軽減させる。床にカーペットを敷くなどの対策を発症する前に施すのが一番です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。早速、予防の対策をしてあげてください。
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