日本で古くから愛され日本人と共に暮らしてきた柴犬。
太古の昔から狩猟犬や番犬として活躍してきて、今でも愛玩犬として人と共存しています。そんな柴犬はしつけをしないと手に負えなくなる場合もありますので、幼い頃からしっかりとしつけていきましょう。
また、毛色は赤や白などを思い浮かべますが、黒も人気が出てきています。
目次
柴犬、子犬の時期の躾が大事
柴犬に限らず、どの犬種においても子犬の頃からの躾は大事です。持って生まれて性格もありますが人間と一緒で幼い時にちゃんと躾ておかないと言う事を聞かなかったり、ワガママ放題になります。
柴犬は狩猟犬として活躍していた犬なので頭が良く飼い主さんの言う事もちゃんと理解します。
生後三ヶ月くらいまでに柴犬に限らず犬は母親や兄弟と一緒に生活し社会性を身につけます。この時期は犬にとって大事な期間です。ですので、生後すぐに迎え入れるのではなく、社会性を勉強した生後4ヶ月を過ぎた子を迎えましょう。
4ヶ月を過ぎた頃は人間でいうと6歳程度で自我が出てきます。飼い始めたこの時期から躾は始まります。いくら賢い犬種といえども一度で覚えられるものではありません。根気良く何度も教えましょう。
ダメな事は厳しい態度で、褒める時は少々オーバーな程に褒めてください。例えばおしっこを失敗した時は叱るのではなく失敗した場所をすぐに拭き取り臭いが残らないように消臭スプレーで掃除し次にその箇所でしないようにします。ちゃんと出来た時には たくさん褒めてあげてください。そうすれば、決められた場所ですれば飼い主さんが喜び楽しいと感じます。
逆に手を噛んだり、服を噛んでひっぱたりしたらスグに「ダメ!」と一言低い声で一喝し、ダラダラと長い時間叱らないように。決して叩いたり体罰は厳禁です。
柴犬を甘やかすのは失敗!その子の為になりません。
子犬の頃は少し丸みを帯びてて可愛い見た目で、ついつい甘やかしたくなりますよね?でも、甘やかし過ぎるのは その後の飼い主さんと愛犬の関係をも失敗させます。何でも自分の言う事を聞いてくれて思い通りになればワガママに育ち、自分の方が上だ!と錯覚してしまいます。そうすると自分の要求が通らないと無駄吠えしたり、噛み付いたりと手に負えなくなります。飼い主と犬の関係が逆転し、その子の為にもなりません。言う事を聞かなくても育てられれば良いですが、手に負えないと手放す事だけはしないでください。そうならない為にも、甘やかしすぎないように。
柴犬の飼い主さんはリーダーです。
柴犬は、飼い主さんがリーダーで狩猟犬・番犬として主従関係という関係性で生きてきました。リーダーと認識するとちゃんと指示を待つようになったり、適度な距離感を持ちます。飼い主さんをリーダーと認識せずに自分がリーダーだと勘違いしてしまうと自分の意に沿わない事をされると噛み付いたり威嚇します。例えば歯磨きを嫌いな子に歯磨きさせようとしたら唸って威嚇したり、要求を通そうとしつこく吠えたり。
リーダーは飼い主さんなのだということを、これはいいこと・これはダメな事を家族で統一し毅然とした態度で教えてください。散歩の時もリードを引っ張るくらい飼い主さんより前に出て歩かせないとか、散歩から帰って玄関に入るのは飼い主さんが先に入るとか、食事は飼い主さんが食べ終わってから次に愛犬が食事するとか。常に優先順位は飼い主さんといったことを教えましょう。
柴犬とのスキンシップを大切に。
とはいえ、厳しいだけではいけません。躾は大事ですが、子犬の頃からスキンシップも飼い主さんと柴犬の信頼関係を築くのに大事なことです。信頼関係がないと柴犬の持つ主従関係の従順・忠実さがなくなります。
犬とのスキンシップは非常に大切で、幼い頃から体を触られても嫌がらない子に育てましょう。優しく穏やかな気持ちで触る感触も柔らかな撫で方で。毎日撫でたりブラッシングしたりしていれば、毛艶が悪くなった、脇にしこりがある、歯石が溜まってきたなど体調管理も行えます。
よく食事中に触ろうとすると唸って牙を剥いて威嚇する犬がいますが、小さな頃から慣れさせればご飯を食べてる最中に触っても落ち着いています。ただ、しつこかったり無闇矢鱈に触るのは控えましょう。
柴犬の毛色は黒が人気!?
毛色は赤・胡麻・黒・白色という具合に大きく4色に分かれます。ちなみに、尾の形も左巻き・右巻き・差し尾などあります。
一般的には柴犬というと赤色が思い出されますが、最近では黒色の柴犬も人気です。
黒柴の特徴的なものは、麻呂ののようなお公家様を思い出させる公家眉ですね。眉以外に首の下、胸元、足先にも同じ色が入ります。他の色の柴犬にも薄く見られる個体がいますが、黒柴の場合は特にはっきりと色が分かれています。
性格の違いは個体差はありますが、特別に他の色の柴犬と変わりません。
柴犬のしつけと黒柴まとめ
今回はしつけと黒柴についてでしたが、躾に関しては他の犬種同様に甘やかしすぎず、メリハリをつけて良い事・ダメな事を幼い頃から教えていきたいですね。古くから日本人と生活をしてきた賢い犬なので信頼関係が上手く構築されたら最良のパートナーとなること間違いなしです。ベタベタした関係ではなく良い意味での距離を保つ柴犬は、洋犬の多くなった昨今で日本人好みの日本犬なのかもしれません。
また、柴犬を迎え入れようと検討される際は黒柴も候補に入れてみては いかがでしょうか。
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